山之内克子氏「18世紀末ウィーンにおける『出版物としての銅版画』―ヒエロニムス・レッシェンコールを中心に」

1. はじめに  当読書会の初の会合から早1年が過ぎましたが、これまでドイツ語や英語で書かれたヨーゼフ主義や啓蒙改革に関する様々な文献を読んできました。輪読した文献に関する記事は順次投稿していきたいと思いますが、それに先立ち、今回は、2018年1月27日(土)に当読書会にて行われました山之内克子氏(神戸市立外国語大学教授)による18世紀末ウィーンにおける出版物に関するご報告の記事を執筆します。…

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マリア・テレジア生誕300周年

1. はじめに  2017年は、オーストリア・ハプスブルク家の統治者として著名なマリア・テレジア(1717-1780)の生誕300周年の記念すべき年です。彼女は1717年5月13日、ハプスブルク家神聖ローマ皇帝カール6世(1685-1740)の長女として誕生しました。1740年に父・カールが亡くなると、ハプスブルク君主国初の女性統治者として、相次ぐ戦争の中で行政、軍事、経済、教育の近代化を行い…

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